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2023年、怖れに一喝、一貫性、ユニタスグローバル!

2023年01月01日

 人間の感情には、ポジティブなものとネガティブなものがあります。嬉しいとか楽しいというのは前者であり、憎いとか腹立たしいというのが後者です。基本的にはポジティブな感情は人間の精神状態を安定させ、反対にネガティブな感情は人間の精神状態を不安定にします。そしてネガティブな感情の中で人間の精神状態を最も不安定にするのは嫉妬でも悲しみでも苦しみでもなく、不安なのだそうです。

 不安とは何か。それは、何かとんでもない禍(わざわい)がふりかかるのではないかという怖れです。面白いのは、禍が降りかかるということが確定してしまえば意外に怖れは消えるもの。覚悟というものが生まれてかえって強くなったりもする。一番不安なのは、何が起きるかわからないという状態なのです。

 2023年は、計算してみたら私にとって社会人35周年のようです。35年前の日本はまだ不動産バブル景気のさなかで、経済は右肩上がりにどんどん成長していくのが当然とされていました。各人、日本産業という護送船団の中で身の程に合った確実な人生を送っていれば死ぬまでの道筋がすべて決められるという観念に世の中は支配されていて、不安が極めて少ない世の中でした。そしてその未来既視感は、共産主義に対する資本主義の完全勝利に至り最高潮に達しました。

 しかし、その後バブルは崩壊し日本の資産価値と収益力は大きく減退。国際化に伴うグローバルスタンダードの名のもとにビジネス界を席巻し出した株主代表訴訟や、個人情報保護法などといったヒステリックなシステムと職場IT化の進展によるエクセル・パワポ技能習得の強迫観念等に押され、不安が急速に増大していきます。更に情報通やら専門家なる者たちが新しく登場し、それまでに比べて著しく拡散力は高いが信頼性を欠くメディアに載せて拡散していくようになり、最近では近い将来に地球の崩壊を防ぐという、昔ならウルトラマンや仮面ライダーの専任事項だったことにまで企業が首を突っ込むことがよしとされるようになっています。要するに何が本当で何が嘘なのかがわからない。そのような中で、何かとんでもない悪いことになるのではないかという憶測だけが膨らむ。それは戦争や災害、そして病気といった現実化してしまった悪いことによって増幅され、不安はマックスに達している。今は、そんなときなのでしょう。

 実は、当社もここ数年は大きな通信障害に見舞われたり、大口のお客様が解約されたりであまりよいことが思い浮かばない状態です。いや、実は設立以来20年余り、いいことなんて何も覚えていません。強いて言うなら社歌ビデオがなかなか格好よく出来上がったことくらいです。あとは思い出すのは労働紛争だ、社員の不祥事だとか悪いことばかりです。そんな中で、今後について不安を感じないのかと言われれば、大いに感じます。

 ただ、不安というのは本当にそんなに悪いものなのでしょうか。不安など何もない安心な状態が本当にそんなによいのでしょうか。実は2022年、当社がここ数年抱えてきた最大の不安に一つの結論が出ました。それは当社の売却話。当社がまだ日米合弁事業だったころからずっとスッタモンダを繰り返し、とりあえず、米国INAPの完全子会社になった後も、次々と当社の売却話が出ては消えました。その中には、到底当社としては望まない縁談話もあり、正直この先一体我々はどうなるのか、最終的にはその望まない縁談を強引に押し付けられるのではないかという怖れにさらされていました。それが、最終的には米国のユニタスグローバルという会社に買ってもらうことが決定。今、もう半年以上一緒にやっています。

 それで不安はなくなったのか、先は見えるようになったのかというと、まったく見えません。相変わらず不安です。しかし、我々には日米、親子で、見えないことこそ正しい、だからこそ、一緒に戦える、そして楽しいという共通認識があります。この怖れと不安を肯定する精神については、我々には一貫性があります。

 状況は決して楽観的なものではありません。しかし、日米間の協働で次々と新しい戦略に挑み成果も出てきています。不安もなく安心しきっている企業(それは単にリスクに鈍感なだけなのかもしれませんが)、或いは不安に打ち負けてしまい、取るべきアクションが取れなくなってしまっている企業も多い中、そうならないことだけには一貫性をキープしていきます。そうすることで、我々は必ずこの難しい時代を生き抜きお客様方やパートナー企業の方々と前に進む。そのための新たなスタートとなる2023年としていく所存です。

引き続きご指導ご鞭撻のほどよろしくお願いいたします。

 

代表取締役 CEO 奥野 政樹

 

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