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法人向けクラウド・ネットワークサービスのUnitas Global

生き残るために必要なこと

2024年04月01日

 少し前に当社のある部門で業務上のちょっとした不手際がありました。どうもその原因として、部門員の皆がその業務の本質を理解できていない節があり、メールで五月雨式に各員と私で議論を深め、本質を見極めようと図ったわけですが、中に一人、全く私の問いかけに回答を寄越さないメンバーがいました。何度か「おい、どうした。反応しろ。生きてるか?」とせっつくと、ようやく「まもなく回答します。」と返事がありました。「そう。ずいぶん遅いな。二周回遅れだよ。」と返信したところ、そこからまた音信不通になってしまいました。私としては、それから二カ月程ずっと待っていたわけですが、一向に回答は来ません。そろそろ社員の定期面談の時期でもあり、上長を通じてどうなっているのか状況を確認してもらいました。すると、「もう遅い、と言われたので、他のメンバーにも聞いて、返事はしなくていいと思いました。私はその場にもいなかったので状況もよくわかりません。」とメールが来ました。それに対する、私の返信メールが以下です。

 「いいですか。まあ、ありえないのだけど、万が一、私が遅すぎるから返事はいらないという意図だったとしてですよ。 それ、大変なことだってわかりますか?それはあなた、社長に見捨てられたってことですよ。その場合、必死でmake upしようとしないでどうやってこの厳しい世の中をあと何十年も生き残っていくのですか?しかも、そんな重大なことを他のメンバーがそう言ったからそうしちゃうって、とてつもない平和ボケです。他のメンバーは全員、私の質問に答えて生き残ろうとしてましたからね。それに、その場にいなかったからわかりませんって、それも、知らないことで、あなた、下手したら終わるのですよ。部門の重大事項なのだから。その場にいなかったのなら 、尚更、なんとしてでも把握せんと生き残れないのですよ。この世の中は。私はそうしてきたからまだ生き残っているのです。そんなの最低限だけどね。生きていくための。」
 書いていて思いました。そういえば、自分、いつのまにか随分と歳を取ったけど、こんなことムキになって書いちゃって、一応まだ生きてるなって。と言いますのも、この歳になると終わった感が漂う人が周りに多いのです。世の中は、定年70歳だ、リスキリングだと騒いでいますが、少なくとも私の周りにはそんなに長く働きたいとか、なにか新しいスキルを身に着けたいなどという人はほとんどいません。むしろ、多くの人が「早く引退したい」とぼやいています。私はといえば、いつ強制終了になるかわからないとはいえ、まだ自分に伸び代を感じるし、わからないことには怖さよりも好奇心を抱かされます。まあ逆に、もうこれで自分は完成形、わからないことは怖い、だけになったら引退したほうが良いのだろうと思うわけです。そうなったら、仕事なんてしていても一つも面白くないでしょうから。

 上記メールは、まあかなり勢いで書いているわけです。しかし、改めて読み返してみて、一応大体は生き残るために必要なことに当たっているのではないかと思うのですが、どうでしょう?まず、やはり生き残りたいなら、世の中を甘く考えないことだと思います。日本という国は何だかんだ言って、今はとても裕福で仕事なんか真面目にやらなくたって生物学的に生きていくことは可能なのですが、やはりその状態に甘えていると精神的には生きていく力がどんどんと衰退してしまいます。属する組織が大きければ大きいほど、どうしても世の中の厳しさは忘れがちになってしまいます。ただ、そこに所属していれば世の中は予定調和で安全に流れていく。そういう感覚に包まれると人間、どうしても自分の力で生き残っていかなければいけないという緊張感を失ってしまう。この平和ボケが、人間を老いさせるのではないでしょうか。ただ、当社のような、明日をも知れぬ厳しい環境下で平和ボケしているというのは、ただの能天気としかいいようがないのですが。

 そして、もう一つ生き残っていきたいなら、周りの言うことや情報に惑わされないことでしょう。色々なメディアやもっと身近な人々まで、これからの世の中の傾向やそこで生きていく小利口なノウハウについて、もっともらしいことを語っているわけですが、そんなことは基本的に相手にしない方が良い。それより、自分でよく見て、感じるところを信じて、そこに賭けて行動する。今ちょっと使いにくい言葉になっていますが、そうしたギャンブル魂というのは、長く生き残っていくためには持ち続けなければいけないということでしょう。あくまでも、自分の金で闘う限りですが。
 そして最後に、わがままはいけない。わがままであれば、周囲をみな敵にしてしまいますから、生き残る確率は相当下がります。やはり、自分の周りにいる人達の役に立たなければ生き残れない。自分だけ得をすればいいという考え方をしていれば早晩殺されます。ただ、自分の実力も顧みず、大きな組織や国、あるいは地球のためばかりを考えているのもいかがなものかと思います。一人一人がそういう大きなことを考えるのは、上から見れば都合がいいのかもしれませんが、生き残っていく力をキープしていくには、もっと身近なところで自分の言動に対して実感伴うフィードバックをたくさんもらうことがより重要なのではないでしょうか。

 ということで、まだまだ生き残っていかれたい方々、一緒に生き残っていきましょう。


代表取締役 CEO 奥野 政樹

 

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